英語試験は格闘技(TOEFL編)

私が初めて TOEFL を受験したときの試験会場は中央大学多摩キャンパス8号館でした。試験教室は階段状になった大教室で、この教室だけで300人以上の受験者がいた感じです。リスニングテープのデモが始まりました。ところが、音響設備が悪く、音がこもって、聞き取りにくい状態です。試験官が受験者に音の状態について質問しました。「音を大きくして下さい」と言った受験者はいましたが、「教室を代えてください」と言った受験者はいませんでした。

自分の机の上に置いたカセットテープレコーダーを使ってリスニングの練習をしている人や、学校のLL教室でリスニング練習をしている人は、普段自分の聞いている音と実際の試験会場の音の差に驚くでしょう。私も中央大学の大教室でのリスニングの成績は低迷していました。ところが、第3回目の受験の時に2つ使っているうちの小さい試験教室の方に割り当てられ、その教室の音響設備には満足しました。また、座席も教室の中央部になり、音が一番聞きやすかったところだと思います。リスニングセクション (SECTION 1) の得点も急激にアップしました。

私の目標は英語試験に勝つこと(=満点を取ること)です。リスニングは環境に左右され、満点はなかなか難しいのですが、他のセクション (SECTION 2&3: 文法とリーディング) はなんとかなります。日本の学校で英語教育を受けた人にとって、文法の問題はやさしく感じます。少しこの試験のパターンに慣れたら、簡単に満点が取れる問題だと思います。また、リーディングは読む量が多く、普段から速読や多読を経験していないと最後の問題まで到達することができないのですが、少し速く読めるようになると満点は可能です。TOEFL のリーディングは文章の内容の深いところまでは質問しません。表面的な理解で十分です。

TOEFL の満点は 677 点です。この総合点は3つのセクションの平均点×10で算出されます。それぞれセクションの最高点は 68, 68, 67 ですから、平均すると 67.6666... になります。これを10倍にして四捨五入した点が 677 になります。

TEST OF ENGLISH AS A FOREIGN LANGUAGE
SECTION 1 SECTION 2 SECTION 3 TOTAL SCORE
68 68 67 677

今のところ私の最高点は 657 (62/68/67) 点です。 これは中央大学の小さい方の試験会場で取った得点です。しかし、2つの試験教室のどちらを使うかによって得点が異なるのでは困ります。そこで、より音の聞きやすい試験会場を求めて、試験会場の変更をすることにしました。地方に住んでいる方は選択肢が無いかも知れませんが、東京に住んでいると選択肢は豊富です。私が狙ったのは大学以外の試験会場です。たぶんそこには階段状の大教室は無いでしょうから。

交通の便も考えて最終的に選んだのが K239 日米会話学院です。専門学校には大学のような大教室は無く、さらに音響設備も良いのではと勝手に想像しました。ところが、早めに受験申込みをしたにもかかわらず、日米会話学院ではなく新宿の試験会場に回されてしまいました。この試験会場 K322 三省堂文化会館は受験案内の試験会場リストに掲載されていません。臨時会場ということになっています。この時、私に割り当てられたのは中規模の会議室でした。受験者は100人くらいでしょう。

この会議室の音響設備には全然文句の言いようがありません。まるで自分のカセットテープレコーダーから音を聞いているようです。これでとうとうリスニングで満点が取れるかと思ったのですが、初めて分からない問題がありました。いままでリスニングでは聞き取れた問題はすべて正解し、不正解なのは問題を聞き逃したものだけだと、自分では思っていました。ところが今回初めて聞き取れたのに解答できない問題に遭遇しました。リスニングで満点を取れないのは会場のせいではなかったのでした。この時の得点は中央大学の時と同じ 657 (62/68/67) 点でした。


Copyright (C) Tsuyoshi Hasegawa (1999)