打倒!英語試験 - 長谷川 剛 打倒!英語試験

Mission 1 文部科学省認定・実用英語技能検定1級に合格せよ
  Step 1 英検1級試験問題改訂から挑戦宣言まで

文部科学省認定・実用英語技能検定1級は敷居が高い印象がありました。特に、一次試験の語彙問題は手ごわいです。過去に出題された問題をちょっと見ただけでもビビッてきます。

[1] In light of recent threats, security personnel now have the authority to (____) anyone who sets off the metal detector at the entrance.
(1) frisk (2) filch (3) fluster (4) frazzle
[2] The manufacturer was delighted to receive an unexpectedly large contract from the government, a (____) that assured the company's financial stability for years to come.
(1) windfall (2) cloudburst (3) downpour (4) snowball
[3] The candidate's (____) remarks about his opponent's personal life touched off the most negative campaign in the city's political history.
(1) incendiary (2) insatiable (3) insoluble (4) inanimate
[4] Much to the disappointment of shareholders, the company's stock value has only increased by a (_____) 0.1% over the past year.
(1) paltry (2) drafty (3) gaudy (4) binary
[1] 平成14年度第2回、[2] 平成14年度第1回、[3] 平成15年度第2回、[4] 平成14年度第1回

これらを簡単に解ける人は語彙力がかなりあると思います。正解はすべて(1)です。語彙問題と比較して、英検1級の長文空所補充問題と長文内容把握問題はそれほど難しくありません。語彙問題と同じくらい手ごわいのは日本語要約問題でした。英語が読めて内容が理解できても、それを日本語で表現できなければ、正解にはなりませんでした。

また、英検1級の英作文問題は日本語を半ば英語に翻訳するような問題になっていました。いくら英語ができる人であっても、たとえ英語のネイティブスピーカーであっても、日本語がきちんと理解できなければ、英検1級の一次試験を突破することは困難でした。

英検1級は日本人のための試験なので、英語を英語で理解しているだけでは不十分で、英語で理解した内容を日本語で表現したり、日本語で理解した内容を英語で表現する能力が問われていたのです。日本語がきちんと理解できて、理路整然と日本語で表現できないと、解答することができませんでした。

この敷居の高かった英検1級一次試験の問題が、2004年(平成16年)に改訂されることになりました。語彙問題から Idiom が廃止され、問題数が減少。日本語要約問題は完全廃止。日本語をもとにした英作文はなくなり、自由英作文に変更されました。

変更点

日本語を書く問題が完全になくなり、英語を英語で理解している人でも受験できるようになりました。いままで英検1級を受験してなかった帰国子女や外国人までもが受験してくるでしょう。つまり、英語が得意、あるいは英語だけが得意、という受験者が増えるでしょう。私は帰国子女でもなく、長期留学経験もありません。しかし、日本語能力とは関係なく、英語能力だけで、さまざまな英語の達人と勝負できる土俵を英検が作ってくれたので、私もついに英検挑戦を決意しました。

Copyright (C) Tsuyoshi Hasegawa (2004)
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